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2015年9月12日 (土)

第3回定例議会で一般質問しました。原稿です。


自民・無所属・維新クラブの一員として 通告に従い一般質問致します。Img_0729

質問は、子供たちを守る家庭、地域、学校の環境づくりについて、

安全保障関連法案関係 の区内のデモ行進申請 について、です。

 

夏休み中に、子供たちの 何とも胸の痛む事件が起きました。

せっかく一生懸命に育てた子供たちが 事件や事故、自殺で命を落としたという報道に接するたびに、何故 防ぐことが出来なかったのだろうかと、何ともつらい気持ちになります。

 

内閣府の 平成27年版「自殺対策白書」によりますと、18歳以下の子供の自殺について 過去40年間の統計を分析したところ、8月下旬から9月上旬などの新学期開始前後に急増する傾向にある とのことでした。

 

杉並区内でも 子供たちの痛ましい事故や自殺は 起こっています。

子供達自身が 自らを守るための 安全対策や安全教育も大切ですが、夏休みとなれば、家庭での過ごし方が問題となります。

 

両親とも仕事という家庭が多い現在、留守の家庭で 小中学生はどう過ごしているのでしょうか、心配になりました。

 

○小学生は、6年生まで 学童クラブで受け入れている と聞いておりますが、

希望している全ての児童が入れるのでしょうか、現在の状況をお伺い致します。①

 

中学生がどう過ごしているのかも気になるところです。

先日、複数の女性議員で被災地である南相馬市に視察に行ってまいりました。

杉並区からの義援金を活用し、市内の小中学校の学校図書館に「杉並文庫」が

整備をされた との説明を受けましたが、義捐金が青少年のために 有効に使われていることは 大変喜ばしいことです。

 

南相馬市中央図書館にもお伺いしましたが、図書館というイメージではなく、静かな心地よい音楽が流れていて、まるで本に囲まれている広い喫茶店のようでした。

椅子が多く、中庭では、子供たちが飲食をしながらくつろいでおり、中学生の居場所として最高の雰囲気だと感じました。一日いても飽きないかもしれません。

 

○杉並区の中学生は、夏休みなどの 長期の休みの期間、どのようなところで過ごしているのでしょうか。中学生の居場所等の 現状と 今後の対応についてもお伺い

致します。②

 

大阪寝屋川の 中学一年生が殺された事件も 夏休みでした。

余りにも痛ましく 言葉がありません。

今回の事件では、防犯カメラの映像をもとに捜査を行った 警察官の方々の

地道な努力もさることながら、防犯カメラが、あれ程の威力を発揮するとは、

驚きでした。

 

この事件に関しては、多くの方が、様々なコメントをしています。子供の保護

責任に対して、何故、子供が深夜に外にいたのか、親は許可したのか、地域で声をかける人はいなかったのか、親や大人の保護責任を追求する声もありました。

 

犯人は、黙秘しているとの事で 詳細は判りませんが、性的な犯罪ではないのか との報道も目にしました。2006年の犯罪白書によりますと、性犯罪者による再犯は、13歳未満対象では、34%と、再犯率が高いとのデーターもあります。

 

アメリカでは、13歳未満の子供だけで街を歩いていれば子供達は保護され、その親達には ペナルティーが課せられ、また、子供を一人にしていると「虐待」とみなされるそうです

子どもを危険から守る制度が日本よりも厳格なであるとの印象を受けました。

  

茨城県では、青少年の健全育成等に関する条例があり、「深夜子供たちを外出させないで!」とかかれたポスターが張り出されています。

(ポスター提示)

映画館、カラオケボックス、まんが喫茶、インターネットカフェへの入場は、親が一緒でもいけません!と 書いてあります。

 

夜遅い時間に、親子で居酒屋にいる風景を見ることがありますが、親が一緒だから良いのではないか と考えがちです。

私自身も「親が一緒だから 親の責任だから」と思っていました。

「親が一緒でもいけません!」との 親への注意を促す ポスターは、ある程度効果があるかも知れません。

 

杉並区でも、子供を守るために、また、家庭を支援するために多くの具体的な施策に取り組んできていると思いますが、今回の事件をうけて今後、取り組みを強化して頂きたいものです。

 

○特に事件や事故の多いとされる夏休みの過ごし方等について、学校では夏休み前にどのような指導をされたのでしょうか。お伺い致します。③

 

文部科学省は、8月26日に、全国の小6・中3 全員調査 学力テストの結果について公表しました。その時に同時に実施したアンケート調査では、生活習慣やスマートフォンについての結果も出ています。

 

携帯電話・スマートフォンの利用時間が短い児童・生徒ほど学力テストの正答率が 高い傾向が 見られる という結果だった との事でした。

 

学習習慣・生活習慣等で 学力が違うという事は、家庭での生活習慣や家庭教育がいかに大切であるかという事が、判ります。

 

このスマートフォンの使う時間を決めている 自治体があります。

平成26年317日の産経新聞に「夜9時から家でもスマホ禁止に 愛知・刈谷の全小中学校」という見出しで、記事が載っていました。

 

刈谷市では、平成26年4月から全21校の小中学校が保護者と連携し、ルール作りをしたとの事ですが、その中に、午後9時以降は、スマートフォンを親が預かる というルールもありました。

1カ月後に、中学校の生徒850人に実施した 調査の結果では、生徒の49%が、この制限の呼びかけに「賛成」と回答しており、さらに効果として「勉強に集中できるようになった」、「睡眠時間が増えた」、「精神的に楽になった」と 肯定的な意見があったといいます。

 

ラインのメッセージを開くと自動的に既読になり、返信しないと無視したことになる「既読スルー」が気になっていたが、精神的に楽になった との回答には、考えさせられるものがありました。

 

刈谷市の取組後、多くの自治体が、親が預かる時間を決める等のルールを策定しています。

東京23区では、本年4月に 台東区の教育委員会が、小学5年生から中学3年生の児童、生徒、保護者を対象に「区立学校の携帯電話・スマートフォンのルール」を 作成しています。

 

その中には、「中学生は、午後10時以降、小学生は、午後8時以降は、携帯電話、スマホを保護者に預け使用しない」とありました。

 

杉並区でも、子供たちが精神的に安心して落ち着いて生活できるための 具体的な施策を考えておられるでしょうが、

○スマートフォンや携帯の使い方について、教育委員会はどのような取組みを家庭に行っているのでしょうかをお伺い致します。④

 

次代を担う子供達が、すくすくと伸びやかに育つために、家庭、地域、学校が連携協力し、子供たちを守っていきたいものです。

 

次に  安全保障関連法案関係の区内のデモ行進申請について質問致します。

 

現在、参議院で安全保障関連法案について審議がされています。

「戦争法案反対」と 言っている方々がいますが、この審議されている法案が、本当に戦争するための法案なら、私も反対です。

 

私は、戦争は大嫌いですし、戦争映画を見ることも好きではありません。

しかし、今年の夏は、戦争法案反対と、「戦争」という文字が あちらこちらで見られるため、見たくない戦争に関する番組もやむなく意識的に見るようにしました。

 

テレビで語られる どの方の証言もむごいものですし 悲惨です。

人生を狂わせてしまう戦争は、絶対にやってはならない と思っています。

 

しかし、これまで審議されてきた安全保障関連法案は、決して「戦争法案」ではありません。

「備えあれば憂いなし」。日本を守るため、むしろ戦争を防ぐための法案であり、抑止力を高めるための法案です。

 

これまではアメリカが同盟国でしたから、力のある国に守られて、敗戦後70年は、戦争に直接関わることはありませんでした。

しかし、今、日本を取り巻く安全保障環境は、大きく変化し大変厳しい状況にあります。

 

北朝鮮による日本人拉致犯罪は どんなに外交努力を進めても 遅々として

進みませんし、核による脅しや、日本海に向けたミサイル発射などの威嚇は後を断ちません。

 

一方、中国の軍事費は、過去27年で約41倍と膨大に増え続けていますし、

中国に対する自衛隊の緊急発進は、平成20年には、31回であるのに、平成26年は、464回となっています。

 

526日に 中国政府が発表した『国防白書』には、アメリカや日本を名指しで批判し『戦闘を準備する』との 表現があるという情報もあります。

 

平成27年5月の防衛省の「南シナ海における中国の活動」というレポートによりますと、中国は、東シナ海の16か所に海洋プラットホームを建設し、南シナ海では、7か所の小さな岩礁を埋め立てており、3000メートル級の滑走路も建設中です。

すでに、ウッデイ島では、2400メートル級の滑走路が 建設されていると、写真入りで

説明されています。

 

日本は、東シナ海や、南シナ海を通って、原油や天然ガス、その他を運んでおり、

年間、1万6800隻以上が その海域を通過するとのことですから、

この航路が使えない場合は、どうなるのでしょうか。

 

先日、中国では、軍事力を内外にアピールした軍事パレード式典が、大々的に行われました。

1949年に成立した国が、1945年に戦勝国に なるのか不思議ですし、

「抗日戦争勝利70年」と 自らの功績に すりかえてしまう所も とても気になります。 

 

さらに輪を掛けて 事実と異なったプロパガンダ映画作りをするなど、日本に対する「反日教育」が、徹底的に行われている現状も 大変気になる所です。

 

テロ事件等々 もあり、日本を取り巻く安全環境等の現状は、ただならぬものがあります。何かあってからでは遅いですし、戦争をさせないという抑止力を高めておかなければ 不安でなりません。

 

8月19日の産経新聞の談話室に、約60年前の安保条約についての 94歳の男性からの投書が掲載されていましたのでその一部を紹介させて頂きます。

 

「当時の私は、「安保反対」を訴え、多くの仲間とデモ行進をし、国会突入という手段

までとって改定を阻止しようとしました。

日米安保条約の 改定を許せば、自衛隊が米軍の手先となり、アフリカや中東で戦争をすることになると教えられていたので、日本が再び戦争を起こさぬよう 必死でした。

しかし、私たちは 間違っていました。振り返ってみれば、戦後70年、日本の平和が保たれてきたのは、日米安保条約のおかげです。」

と このような内容でした。

 

当時、国会前で 実際に安保反対運動をされた方が、その後の0年間の日本を

ご覧になった上で「日米安保のおかげ」と 発言されているわけであり、大変重みが

あります。

今回の 安全保障関連法案も状況としては、当時と変わりません

 

国会前で「戦争反対」と叫んでいる若者たちは、日本を取り巻く危険な状況を適確に把握しているのでしょうか。

何年も過ぎてから、この投書の男性のように考えを新たにするのかも知れません。

 

安部総理は、テレビ出演 模型まで作って「安全保障関連法」について説明されて

おられましたが、多くの国民は、大きな声をあげないだけで、理解し支持しています。

 

さて、前置きが長くなりましたが、質問に入ります。

 

去る712日の日曜日に、区内で戦争法案反対・杉並という デモ行進が行われました。

デモ行進の集合場所は、杉並区役所 南側広場でした。

 

東京都の「集会、集団行進 及び集団示威運動に 関する条例」では、公共の場所において集団示威運動等を行う際には「学校行事」「通常の冠婚葬祭等の慣例による行事」「公職選挙における 選挙期間中の政治集会」等を除き、

一定時間前に公安委員会に申請しなければならない。とあります。

 

この条例により、デモの主催者は、所轄の警察署に行き、警察の警備課と相談の上、出発地点とその経路、そして解散場所を決めて 申請書類を作成します。

 

そして、申請してから正式に東京都公安委員会からの許可を受けることになります。

ですから、この許可証は 東京都公安委員会が発行した 正式な公文書です。

 

私も 何度か経験しておりますが、この手続きは解散場所については 多少緩やかですが、集合場所については 近隣の迷惑等もあり 大変厳しいものであり、通常は、

集合場所の管理者から 正式な書面で許可を取った上で 警察の申請書を完成させなければなりません。

 

この政治的なデモの、ネット等の告知に書かれてある出発地点が、政治的に公正公平でなければならない 区役所敷地内の南側広場であることに違和感を憶え、まずは 会派の幹事長から担当課長に事実確認を とってもらいました。

 

その結果「相談はあったようだが、当該デモの出発地点として 区役所の敷地を使用する許可は出していない、また出すことはない」 との回答でした ので、

その時は、ほっと安心しておりました。

 

ところがデモ開催 前日の土曜日になっても 告知は、依然として集合場所は

区役所南側広場 となっています。

 

そこで、不審に思い 幹事長から再度、連絡を取ってもらいましたが、その回答は

驚くべきモノでした。

 

担当の部課長が知らない間に、正式な申請が 出されており、更に職員が 書面ではなく口頭で許可を出していた との事でした。

 

担当部課長が、申請と許可の事実を知ったのは、前々日の10日金曜日の夕方であり時間もなく、このまま なし崩しに認めざるを得ず、何か事故が起きないように 

対処はする との事でした。

 

最初に幹事長が、問い合わせをした時点で、担当部課長は、対応した職員や警察に申請の事実確認をしっかりしていれば、当然デモの出発地点は変更されたことでしょう。

 

このデモ行為は、国民の政治的行為として憲法で認められているものです。

ですから、このデモの行為自体に関してなんら問題はありません。

 

ただ、集合場所 出発地点が、区役所南側広場という 区役所の敷地内という事に

ついては、大いに問題があります。

 

念のため 杉並警察署に確認しましたら、73日に申請者が 申請にこられたとの

事でした。

 

デモの出発地点が、区役所南側広場だったので、警察が、確認の電話をしようとしたところ デモの申請について区役所の職員から 電話があり、

「書面での許可は、出しません。ただし、日曜日ということもあり、黙認というかたちで了解しました」とのことで、確認がとれたので、警察は、デモの申請を 許可しました。

との事でした。

 

警察は、公安条例に基づいていて申請許可をしていますので、それは、正に公文書です。

 

区は、最後まで「許可していません」と言っていますが、東京都公安委員会に

提出する集団示威運動 許可申請書の 集合場所に、その許可されていない

杉並区役所南側広場と 書かれているという事は、純然たる事実です。

 

日頃から区は、区民に対して 公的書類については 厳しい態度で臨んでいます。

これは役目柄 当然なことですが、このケースのように、権限があるとは思えない、職員が正式な書類を作成せず、口頭で、しかも“黙認”して事実上の許可を出す 

ということが ありうるのでしょうか。

 

○区役所前南側広場が デモ行進の出発地点となったことは 誠に残念でありますが、確認までに区役所の使用を許可する決定権はどこにあるのでしょうか、お伺い致します。①

 

このように正規な手続きをとらず、馴れ合いの中で なし崩し的に事が行われていることが あっても良いものでしょうか。ちなみに

 

 これまでに、区役所南側広場が デモ行進の出発地点となったことは

あるのでしょうか。②

 

杉並区には、色々な考えの方が 住んでいます。今回の「安全保障関連法案」についても、賛成の人もいれば、反対の人もいます。

 

区役所内の敷地を 出発点にすれば、区役所自体が「安全保障関連法案」に反対することを 後押ししているとの誤解を生みかねません。

 

○区役所は常に公平公正でなければならないと思いますが、区の見解をお伺い致します。また、今後はどうされるのかもお伺い致します。③

 

先日、首相官邸の前で 「ファシストくたばれ」どんどん 「安倍はやめろ」どんどん 

と 大きな太鼓を叩きながら 叫んでいる人達がいました。

  

その後、ある大学教授が、安倍総理に対して「うそつき」「ひとでなし」と言い、

『お前は人間じゃねえ、たたき斬ってやる』と言っている動画が 流れていましたが

一国の総理大臣に対してそのような物言いは失礼ですし、そんな言葉を使って平和がくるのでしょうか。

 

デモや集会で 自らの主張を訴える事はとても大事な行為であると思います。

しかし、ヘイトスピーチ と紙一重のことが連日行われているとしたらまさに、言葉の暴力です。暴力から平和は生まれません。

 

毎年、8月15日の靖国神社には、大勢の参拝者がおとずれますが、近くをデモ行進が通ります。そのデモの中には、昭和天皇とわかる顔の イラストの下が骸骨になっている人形を 掲げて歩く人がいます。

 

また、隣国の韓国では、くさった卵を日本大使館に投げつけたり、我が国の国旗や

総理の顔写真を破いたり火をつけたり、踏みつけたり、空港で、日本の国会議員の 顔写真を棺桶に貼り付けて 入国を拒否したりする等、人として恥ずべき行為も 見受けられます。

 

最近ヘイトスピーチが、何かと話題になり 私自身も心を痛めておりますが、

通常の主義主張を逸脱した憎しみのこもった行為も、一種のヘイトスピーチと 

同じではないでしょうか、

 

ほんの一部の方々の行為 ではあるでしょうが、自分の考えを表す時は、

どのような立場だとしても品格を持ってやって頂きたいものです。

 

人種、宗教、考え方などの 違いはあっても、お互いを尊重したうえで、

互いに認め合い、しかし相手が間違っていると思うときは、言うべき事はしっかりと言う。これが日本人としての正しい立ち振る舞いだと思っています。

 

私は、日本だけでなく、全ての国が、ずっと平和であって欲しい。

どの国の子供たちも笑顔で安心して暮らせる社会にしたい と強く願っています。

 

以上、質問を終わります。

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